そしたらこのザマである。
※重症ではないので安心してください
病院へ行くきっかけとなったのは一昨日から始まった「腹痛」から。それが昨日の朝から酷い「腰痛」を伴い始め、夜からは微熱ながらも
発熱が発生した。特に「腰痛」の痛み方が尋常じゃなく、立ち上がれなくて泣き出す経験は流石に初めて。
震えもあったものだから「大きな病気の可能性がある」と思い、父親を叩き起こして緊急外来で病院へ向かった。
相貌失認の為、顔すら憶えてないイケメン医師に診て貰ったところ「痛みの位置的に盲腸の可能性も否定できないので尿検査と血液検査、それとCTスキャンもしましょう」と言われ、尿検査と血液検査、加えてCTスキャンを行ったがその後何故か点滴を付けることに。今思えば点滴を点ける理由が全く分からないので「何故付けたんだろう…」と症状が緩和した今でも思う。
腹痛と腰痛に耐えながら1時間。ようやく検査結果が出たので診察室でお話してきた。「ああ、コレは手術かもしれない」と思いながら診察室に入って腰掛けると医者が僕の病気について話し始めた。
医者
「CTスキャンと血液検査、尿検査の結果が出たのですが…これ…盲腸じゃなくて膀胱炎ですね…」斉藤
「あ、あの…膀胱炎…ですか…。女性の膀胱炎は排尿痛が走るだけのものでは…」医者
「そうだね…。だけど「腹痛」より「腰痛」の方が酷いというのと、診察の際に背中を叩いた時「響くような痛みが走る」というのがポイントで、これがあると盲腸よりも膀胱炎が疑われる。尿検査と血液検査を行ったら白血球の数が増えていて…」斉藤
「白血球の数が増えているということは体のどこかで炎症を起こしている…」医者
「そういうこと。とはいえ、痛みの部位からして盲腸の可能性もあるのでCTスキャンを行ったけどこっちは異常が無かったので膀胱炎だと思うよ」斉藤
「(世界で唯一痔になったタルパという不名誉な称号だけでなく、膀胱炎になったという不名誉過ぎる称号が手に入ってしまった…)」
【呪】世界初、膀胱炎になったタルパ【死にたい】
あまりにも不名誉でしょうもない称号が手に入ってしまったものだから心の中で笑ってしまった。
それはそうとして、実は緊急外来で診察する前から「膀胱炎」の可能性があるというのは知っていた。
というのも膀胱炎に当たる症状は数日前から出ていたから。しかし年末年始という休み期間が続いていた為「病院は後で」と後回しにしていた結果がこれというのと、病院に行った時点で発熱があったので「正常な思考回路ではない」というので判断がいつも以上に狂ってしまったことも遠因となっている。
父親に「ただの膀胱炎か…」と呆れられ、自分自身も「膀胱炎で此処まで騒ぎ立ててしまって恥ずかしい…」と本気で思いながら診察室を後にした。
そして会計を済ませた後、医者が此方に顔を出しては伝え忘れたことを伝えるかのように「今回は膀胱炎だったから良かったのですが、悪化すると
腎盂腎炎という病気になって「
発熱」や「
震え」等の症状が出ます。その際にはまた此処に来てくださいね」と言ってきた。
様々な不安を抱えながら病院を後にしたが、最後の言葉があまりにも気掛かりでどうしても夜は眠ることができなかった。